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米子市公会堂 副館長
もう一人の発起人の登場
大倉:今回の記事では、わっしょい米子祭り実行委員でもあり米子市公会堂副館長の藤山さんにお話しをうかがっていきたいと思います。聞き手は同じくわっしょい米子祭り実行委員、poool代表の大倉が務めさせていただきます。藤山さん、宜しくお願いいたします。
藤山:面白い受け答えができる自信がありませんが、宜しくお願いします。
大倉:わっしょい米子祭り代表である誓哉君がいない場で、公に実行委員同士で対話するのは初めての試みです。
藤山:そうですね、確かに少し新鮮かも。去年は実行委員会そのものがなかったですし。
イベントのスペシャリスト
大倉:藤山さんはケーブルテレビで制作の経験もあり、舞台スタッフをされていた経験もあります。
また、数々のイベントの企画などもされてきた事から、誓哉君もかなり頼りにしているでしょうね。
藤山:実際、頼りになるかどうかは微妙なとこですが...。自分が少なからず経験したことや得た知識が役に立つのであれば、どんどん使っていきたいですね。
それぞれ専門でずっとやってる方々には、その分野では当然かなわないですが、これまで得たものを組み合わせることは出来ると思うので。
わっしょい米子祭りについて
"手探り"だった第1回
大倉:実行委員会も立ち上がり、スペシャルゲストとして藤原聡 (Official髭男dism)さんも出演されます。
第1回わっしょい米子祭りから関わっている藤山さんの視点から、去年と今年の違いなどお聞かせください。
藤山:去年は本当に"手探り"という状態でした。今年もまだ"手探り"な部分はありますが、多くの反響をいただき身が引き締まる思いです。
大倉:BLACK BOTTOM BRASS BANDの誓哉君とOfficial髭男dismの藤原聡さん、同世代にここまでの才能が集中するのは珍しい事だと思うので、このお二人が共演するイベントに関わる事ができて、僕達も嬉しいですよね。
藤山:そうですね。本当にすごい事だと思います。
そもそも地方からメジャーな世界に出るという事自体が少ない中で、同級生しかも部活仲間の二人がそれぞれメジャーの道を歩み、そして米子のホールで交わるって、ほんとドラマですよね。
こういうイベントに携わり、こういう場面に立ち会えると、ほんとこの仕事してて良かったなと思いますよ。
公会堂に届いている反響
大倉:イベントに関する主なお問い合わせ窓口としては、米子市公会堂さん、BLACK BOTTOM BRASS BANDさん、そしてこの公式ホームページなどがありますが、米子市公会堂さんにはどのような反響が届いていますか。
藤山:まず、お問い合わせ件数が去年とは比べものにならない程多いです。チケットが売り切れた今なお、お問い合わせをいただいているような状況です。
飲み会でのアイデア
大倉:実はこれまでの記事で、誓哉君、YASSYさんと飲み会でのアイデアがきっかけだったという話題で振り返ってきましたが。
藤山:飲みの席だったのですが、米子市公会堂60周年、BBBBが25周年という話をYASSYさんとさせてもらいました。
大倉:という事は、藤山さんを巻き込みたければ飲みの席に誘えばいいんですね。
藤山:あはは、なんか怖いな(笑)
自分とYASSYさんの会話が発端とはいえ、イベント名やイベントの具体的な内容などは全て誓哉君がプロデュースしたもので、あくまでも自分は裏方でサポートしているだけです。
BLACK BOTTOM BRASS BAND
初めて関わったイベントの話
大倉:BLACK BOTTOMさんと初めてお仕事をされたのはいつ頃?
藤山:5年くらい前だと思います。
大倉:それはどんな内容のイベントだったのでしょう。
藤山:BBBBの米子での単独コンサートで誓哉君の凱旋になりますかね?
文化ホール在職時に企画したんですが、その後自分が異動になってしまい本番時は担当が変わってしまったという。当日は客席で観ることになりましたが、とっても盛り上がった良いコンサートでしたよ。
あと、誓哉君個人としては6年前に「米子市音楽祭」のファイナルコンサートに、同じく地元出身のジャズピアニスト松本茜さんやジャズフルート太田朱美さんとともに出演してもらってますね。
米子市公会堂
市民にとって思い出深い場所
大倉:昨年に引き続き、わっしょい米子祭りの会場は米子市公会堂です。米子市民である私達にとっても思い出深い場所です。
改めて、米子市公会堂という場所について教えてください。
藤山:昨年60周年を迎え、耐震工事なども経て今の米子市公会堂があります。米子の文化を支えていけるような、そんな施設でありたいと感じています。
文化の殿堂の役割は大切にしたいですが、敷居の高い施設にはしたくないですね。人が集まりやすい場所にしたいです。
各ホールの住み分け
大倉:文化ホール、淀江文化センター、コンベンションセンターとの役割の違い、住み分けなど、藤山さんのお考えを聞かせてください。
藤山:ホールが4つありますが、場所も違えばキャパも異なります。利用するお客様のシーンや目標に合った施設を選んでいただければ良いと思います。また、ホールの数が多いのは文化水準が高いと言えるんじゃないでしょうか。
副館長にとっての公会堂
大倉:学校行事やコンサートなどで米子市民にとって馴染み深い米子市公会堂。藤山さんにとっての個人的な米子市公会堂の想い入れやエピソードなどあれば教えてください。
藤山:小学生の頃、影絵公演を見たのが、とても印象に残っていまして。実は、そのイベントが今でもあるんですよ。感慨深いですね。
高校生の頃は同級生の吹奏楽部の演奏を聴きましたし、成人式も米子市公会堂でした。私にとっても想い入れが深い場所です。
大倉:わっしょい米子祭りが、誰かにとっての米子市公会堂の想い出になると嬉しいですが。
藤山:公会堂の副館長としても、実行委員としても、そう思いますね。
大倉:米子市公会堂が、住民や潜在的利用者にとってより身近な場所だと感じてもらうために、今後の目標などあれば教えてください。
藤山:様々なジャンルの方に広く利用してほしいです。その一つ一つが積み重なって、みんなにとっての『米子市公会堂』として感じてもらえるような文化施設にしていきたいです。
最後に
わっしょい米子祭りの存在
大倉:わっしょい米子祭りが、今後どのようなイベントになってほしいですか?
藤山:やはり地元出身、地元在住のアーティストがどんどん出演できるイベント。
そこに地元の老若男女問わず音楽好きが集まって、一緒にお祭りさわぎができれば良いなと思います。10年前に冬のダンスイベント「ダンス・フェス1」を立ち上げ今も続いていますが、同じように米子の秋の名物になったらいいですね。
気が早いかもしれませんが…
大倉:さて、少し気が早い話かもしれませんが、来年は第3回わっしょい米子祭りはあるんでしょうか。
藤山:あったらいいですね。
もちろん、してくれるならまた僕も関わらせてください。
大倉:皆さんに第3回の開催してほしいと思ってもらえるような、そんな第2回にしたいと思います。
今回の記事ではわっしょい米子祭り実行委員会の大倉と藤山でお届けしました。ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
藤山:ありがとうございました。