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Wインタビュー
横田誓哉:よろしくお願いします。
藤原聡:よろしくお願いします。
プロになって初の共演
横田誓哉:BBBBがOfficial髭男dismの藤原聡と共演するというのが、想像できなかったです。実現できたのはフジと事務所さんが快く出演をOKしてくれたから。米子という街で、フジと頑張ってきて良かったと実感しています。
代表としてわっしょい米子祭りをやってて良かった。きっと、夢のような時間になると思います。
藤原聡:僕は中学生の頃はヘビメタバンドばかり聴いていて。誓哉と出会って彼から様々な音楽を教えてもらいました。
その出会いがなければ、今のようにキーボードボーカルをしたり、様々な楽曲のバックグラウンドもなかったかもしれない。誓哉と出会って今があると思っているので、一緒にステージに立つのは楽しみにしています。
ひたすら音楽に没頭していたあの頃の自分達。二人にとってのホームで一緒に演奏するのは、自分の人生の中で意味のある事だと感じています。すごく幸せで大切な事です。
プロアマ問わず対等に共演
横田誓哉:わっしょい米子祭りならでは、ですよね。
ただね。Official髭男dismの藤原聡と共演するというのを、地元の皆はビビっているんですよ。そういうのも見てて楽しめるかなって(笑)
藤原聡:いやいや。僕も緊張しているんですよ(笑)本当に。
横田誓哉:公会堂って子供の頃から憧れのホールでした。僕も米子市公会堂のステージに立つ時は、今でも緊張します。どこか、いつもと違う。ソワソワするんですよね(笑)
横田誓哉:実家に帰って来た感じの緊張…。ちょっとむず痒いような感情があるんですよね。
藤原聡:髭男のツアーでも行かせてもらうんだけど、米子市公会堂は久しぶりです。昔、米子市民音楽祭で出演した以来だから。
上京してからは全く行けていなくて、どんな景色が待ち受けているのか(笑)
緊張しますし、僕にとっても特別な場所ですね。
出演について
出演自体はかなり前に決まっていたと思うのですが。
横田誓哉:そうですね。
2019年春の時点で、フジのマネージャーさんからは発表のタイミングは任せてもらっていました。チケットの発売日などを考慮すると、6月中旬がベストだと思って。
わっしょい米子祭りに来てくれる友人には言いたかったですね。フジとの共通の友人や同級生にも、言いたいけど言っちゃいけないっていう(笑)
横田誓哉:去年の話になってしまうのですが。第1回わっしょい米子祭りの数日後ですね。大好きな先輩と奥さんに、僕の誕生日会をしてもらっていました。忙しいのに、フジが来てくれたんです。
焼肉を食べながら、「米子でこういうイベントやったんだよ。いつかフジにも出てもらいたいイベントなんだ」と世間話的に話してみたんです。
フジの返答は「是非、出演したいから事務所の方に俺から聞いておくよ」というものでした。フジが優しい性格なのは昔から知っているし、社交辞令的に言ってくれているものだと思っていました。
そしたら、2日後に「出演できる事になったから!」という連絡をもらいました。逆に焦りましたね(笑)フジが事務所に無理にお願いしてくれたのかなと、僕は思っています。
藤原聡:事務所は、僕達の音楽を共に届けてくれる仲間です。だから仲間として熱意を持って伝えれば理解してくれるし協力してくれる。
横田誓哉:事務所の方々も本当に協力的で、嬉しかったです。そのおかげで、出演だけではなく対談なども実現しています。
藤原聡:むしろ僕が一番心配していたのは、自分がゲストで米子市公会堂が埋まるのか?って。
横田誓哉:いやいやいや!イベント周知やチケット販促の案を考えていたけど、即日完売で実行できなかったよ(笑)
藤原聡:まだまだ芸がないと思っているから。一人でゲストとして出演するだけの芸が。
横田誓哉:発表した後は、新聞社であったりテレビ局であったり…様々なところから取材依頼や質問が殺到しました。
藤原聡:自分の中でやりたい音楽というのは、例えばスケジュールや体力的に厳しいものであっても、取り組んでいきたいんですよね。
わっしょい米子祭りは、音楽の道に進む大きなきっかけをくれた誓哉が企画したイベント。母校の吹奏楽部であったり、地元で頑張っている音楽家の皆さんとコラボさせてもらう機会というのも中々ない。
コンセプトに賛同できるイベントだからこそ出演したいし、それに対して反響をいただけたという事は嬉しく感じています。
髭男の楽曲
横田誓哉:藤原聡と言えば髭男。髭男の曲をBBBBアレンジでやりたいと考えいます。
僕自身も髭男が大好きで、自分だけで絞っていっても20曲くらいあった(笑)そこから、フジと相談してセレクトしています。
お互いが好きだった曲をカバーしたり、BBBBでよく演奏している曲も一緒にする予定です。もしかしたら、わっしょい米子祭りだから聴けるサプライズ的な曲もするかもしれません。それは当日のお楽しみで。
藤原聡:誓哉と一緒に選びました。
横田誓哉:一緒に演奏したい楽曲が多くて、数曲しか実現できないけど。高校時代から好きな曲もする予定なので、楽しみだな。
ご来場の方へメッセージ
横田誓哉:わっしょい米子祭りは、僕なりの信念を持って始めたイベントです。僕とわっしょい米子祭り実行委員会による"手作り"なイベントですが、スペシャルゲストとして藤原聡が出演してくれる事になりました。
無事に当日を迎えて、最高のパフォーマンスを披露して、米子の良さを広く伝えたいと思います。当日は、お祭りのような一日にしたいです。
藤原聡:ステージに立つ時に、大切にしている事があります。音楽の楽しさ、音楽の素晴らしさを体感してもらう事、そんな時間を作りたいです。
Official髭男dismの応援をしてくれている方達にも、また別の形で音楽の素晴らしさを感じてもらえる時間になると思います。
誓哉の掲げたコンセプトのように、米子の音楽文化がもっともっと元気になると良いですね。
プロとかアマチュアとかは関係なく、普段演奏する機会の少ない方達とコラボレーションさせてもらう事は、きっと自分の中でのターニングポイントになると思います。
地元の音楽家の皆さんと新しい刺激を交換し合って、僕達にとっても皆さんにとっても人生を楽しんで歩んでいけるきっかけとなるような、そんな1日にしたいです。
横田誓哉:ありがとうございました。
藤原聡:ありがとうございました。
後記
「昔からの親友」としてだけではなく、対談というオフィシャルな形での彼との対話は、お互いの考え、想い、思い出などいつもは中々語り合う事の出来ない内容で、藤原聡という人間を改めて知ることが出来ました。
今回の対談を見ていただいた通り、今の僕たちを作ってくれた米子への想いは共通して強く、今回のコンサートで彼とその想いを音によって形に出来ることを何より楽しみにしています。
わっしょい米子祭り、お楽しみに。
横田 誓哉
この記事の出演者
横田 誓哉(BLACK BOTTOM BRASS BAND)
幼い頃から父の影響でドラムを始め、10歳で地元のバンドを掛け持ちしながらライブ出演を重ねる。
14歳の時Rittor Music主催「最強プレイヤーズコンテスト」にて年齢不問、プロアマ問わずドラムセットの部全国大会でグランプリ受賞。
19歳より上京し、20歳からBLACK BOTTOM BRASS BANDにスネアドラマーとして参加。後に正式メンバー加入。
全国各地にてホール公演やアウトリーチ、海外のフェス出演の他、綾戸智恵氏など著名なミュージシャンとの共演を行なっている。
バンド以外でもDEPAPEPE、平井堅、西野カナ(順不同、敬称略)などのレコーディングやテレビ、ライブ出演を行う。
これまでに江川ゲンタ氏に師事。
2014年より米子市ふるさと観光大使を務める。
藤原聡 (Official髭男dism)
山陰発ピアノPOPバンド・Official髭男dismのボーカル&ピアノ担当。鳥取県米子市出身。
同バンドは2012年結成、島根大学と松江高専の卒業生で結成されており、愛称は「ヒゲダン」。
このバンド名には髭の似合う歳になっても、誰もがワクワクするような音楽をこのメンバーでずっと続けて行きたいという意思が込められている。
2015年1stミニアルバム「ラブとピースは君の中」をリリースし、デビュー。
ブラックミュージックをルーツにJ-POP新時代の旗手を目指す新しい才能である。
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[…] 出典元:わっしょい米子祭り公式Webサイト […]